岩谷水産の魚 – 紀州梅くえ

希少性が高く、幻の魚として称される「本くえ」の養殖を40年以上にわたって取り組んでおります。国内トップレベルの養殖くえの保有数を誇り、年間を通しての供給が可能です。
岩谷水産では、くえ本来の味を表現すべく、10年以上の長い年数をかけて、１尾ずつ丹念に育てております。梅酢エキスと地元産の新鮮な魚を与える事で、味わい深い高品質な本くえに成育しております。また、抗生物質等の薬品を一切使用せずに育てております。

上 質な脂が乗った美しい白身は、ゼラチン質が豊富で、食感が良く上品で深みのある美味しさです。一度味わうと忘れることが出来ないと言われるほど、贅沢な旨味が凝縮した逸品です。
※鍋用サイズにカットした、「紀州梅くえ鍋用パック」のご用意もございます。

くえは非常に繊細な魚で、成長速度が極めて遅く、また病気になりやすいため、くえの養殖は極めて難しいとされております。
岩谷水産ではくえの養殖を、養殖業の開始当初から取り組んでおり、長年培ったと養殖技術を駆使し、高品質なくえの養殖に成功しております。くえの動きや食欲を日々観察し、水質や水温の変化に応じて、給餌の分量調整や飼料に工夫を凝らし、くえの健康状態を日々管理しております。

自社独自の梅酢エキス配合飼料を与える事で、栄養価に優れ、歯ごたえが良く、鮮度保持能力が高く保たれる事が実証されております。また、免疫力も上がり病気になりにくい健康なくえに育ちます。
地元地域で水揚げされたアジやサバも与えており、地産地消にこだわりを持ち、安心安全で美味しいくえの養殖に努めております。

梅酢エキス配合飼料に紀州備長炭の粉末を加えた飼料を開発し、魚の品質向上に加え、養殖漁場の水質保全を図るという他に類を見ない新しい取り組みを行っております。赤潮の原因として危惧されるリン・窒素の排泄を抑えるという事が実証されております。（和歌山県農林水産総合技術センター水産試験場調べ）

一般的に出回る養殖くえの出荷サイズは3㎏～5㎏が主流ですが、弊社ではくえの美味しさを提供するために、8㎏～15㎏を基本的な出荷サイズとしております。また、くえにストレスがかからないように、1イケスあたりの収容数を少なく設定しております。

生産履歴の明確化について

和歌山県が推奨する衛生管理システムを導入しており、卵から成魚に至るまでの生産履歴を明確化し、トレーサビリティの徹底に努めております。